指導の際に注意するべき3つのポイント

リーダーや上司として、部下を指導しなければならない場面はたくさんあります。
しかし、「指導が小言のようになりやすい」「どう指導して良いのかわからない」「部下が口答えするので指導しにくい」など、悩んでいるリーダーも少なくありません。

指導する際に注意すべきなのは、怒りの感情を抑えることです。怒るのは自分の感情を相手にぶつける行為であり、怒ると部下は委縮するか反発するだけなので、怒りの感情は抑えましょう。アンガーマネジメントに関する書籍や動画などを参考に、感情をコントロールして冷静に話すことが大事です。

そして指導するタイミングや場所にも気を付けましょう。部下も人間なので、自尊心があります。ミスをした直後に指導することが望ましいですが、みんなの見ている前で指摘すると、自尊心を傷つける可能性もあるのです。大声を出さず、不用意に人目を引かないように指導しましょう。もちろん、部下の人格を否定するような発言は避ける必要があります。

説教をしないことも、大切なポイントです。良かれと思ってお酒の席などで指導しようとすると、どうしても説教になってしまいます。これでは部下のモチベーションが下がる一方です。くどくどと言わずに何故ミスや失敗が起きたのか、うまくいかなったのか部下に考えさせ、その上で改善策を話し合いましょう。「あのときもこうだった」「こんなこともあった」と、過去の出来事にまでさかのぼって説教することがないように気を付けたいものです。